ストーリー

第21話

 怪我が癒えた公子翌(=楚楚)と楊凡は帰途につく、田文貴の死で信用を失った錦繍山荘には客たちが押しかけ、預けた金を返せと騒いでいた。田思思は、自分が店を潰してしてしまうのではないかと不安でたまらない。そんな田思思を秦歌が優しくなぐさめる。

 流星閣には正派が集まり、修行で山に篭っていた岳環山の江湖への復帰を祝う。

 部屋に閉じこもり仕事に没頭する田思思。心配した秦歌は気晴らしにと食事や花火に誘うが、楊凡と花火を見た夜を思い出した田思思は辛くなって途中で帰ってしまう。同じ頃、錦繍山荘に戻った楊凡は、田思思宛てに「暫く戻れない」と置手紙を残し、再び姿を消す。

 田心は費無極と親しくつきあうようになるが、費無極は烏鴉幇との戦いに忙しく、なかなか会う時間が取れない。ある日、錦絵店に立寄った田心は、費無極の詩集を全て持っているという女と知り合いになり、家に招かれる。その女の正体は、烏鴉幇の虫不知だった。

 秦歌は再び田思思を食事に誘い出す。酔った田思思は、胸に秘めていた楊凡への思いを語り始めるのだった。

 楊凡は少しずつ記憶を取り戻していった。大名府に戻った楊凡を出迎えた楊国正は、楊凡の態度に不安を覚える。楚楚が大名府を訪れ、兄の公子翌から預かったという「無名刀」を楊凡に贈る。楊凡は流星閣の江曼紅のもとを訪れ、「流星閣を出る。田思思とは離縁する」と告げるのだった。

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