第9週(17章)
人形は陰嬪の部屋で見つかった。報告を受けた朱藻は陰嬪をとがめ、外見の美にこだわる彼女に対し、水霊光の外見だけにとどまらない心の美しさについて語る。
一方、温黛黛は少林寺で養生している雲錚のもとへ連日面会に行くが、雲錚が会ってくれない。雲錚は温黛黛が雲錚のために雷鞭に身を売る約束をしたことを誤解して、自分が温黛黛に騙されたと思い込んでいるのだった。
小小少林寺の雷鞭は、息子の雷小雕に温黛黛を娶らせようとしていた。しかし雷小雕には霊鈴という思い人がいた。
雷小雕は、長い間行方不明となっている霊鈴を町で見かけたと話し、雷鞭の話をかたくなに拒む。
水霊光を救い出すため旅を続けていた鉄中棠と艾天蝠だったが、盲目なうえに耳も不自由になった艾天蝠は鉄中棠の足手まといとなっていることを痛感し、手紙を残して一人宿を去っていく。
朱藻の館では満開の花の中、朱藻から熱い思いを寄せられている水霊光がひたすら鉄中棠が助けに来るのを待っていた…。
朱藻の母親に助けを求めようと考えた水霊光は、こっそり会いに行き、危うく夫人に倒されそうになる。
だが霊光は、暗い場所で一人暮らす夫人と自分が育った境遇が、内功の修行を誤ったせいで下半身が不自由になった夫人と母親のことが重なり、深い同情を覚えるのだった。









