第2週(3章)
崖から谷底に叩き落とされた鉄中棠は、心優しい美少女、水霊光に介抱されていた。水霊光は生まれたときからこの谷底にある洞窟で、母親と2人きりで生活していたという。
不審者と思われ、水霊光の母親に捕らえられた鉄中棠は探りを入れながら話をしていくうち、彼女が盛大娘の息子である盛存孝の3番目の妻、水柔頌であることを知った。
水柔頌は不信感をあらわにしたまま、19年前の出来事を語り始める。
当時、五福連盟は大旗門と数日間にわたる激戦を繰り広げていた。戦に出ていた水柔頌は子供を身ごもっていたため、先に帰らせてほしいと盛大娘に頼んだが、息子の愛を嫁に奪われることを恐れた盛大娘は、水柔頌を谷底に突き落としてしまったという。
全ての男に不信感を抱いていた水柔頌に鉄中棠は洞窟を追い出されるが、見かねた水霊光が秘密の洞窟に案内する。その洞窟には、水霊光の友達だった「おじさん」が住んでいたという。秘密の洞窟の中にたたずむ「おじさん」には手足がなく、すでにミイラ化していた。
一方、意識を取り戻した雲錚は温黛黛の美しさに心を奪われ、そのかいがいしい介抱と哀れな身の上話にすっかり騙されていた…。









