作品解説

解説

人気武侠小説作家・金庸のデビュー作がチャンネルNECOに登場!

画像:メインビジュアル

1960年の劇場版を皮切りに、中国・香港・台湾でこれまで10回も映像化されてきた「書剣恩仇録」(徳間書店より原作文庫本・全4巻発売中)は、金庸のデビュー作にして代表作のひとつ。今回チャンネルNECOで放送するドラマ版では、原作を生かしつつも原作では語られていない紅花会設立の動きなど大胆なアレンジを加え、傑作小説に新鮮な活力を与えることに成功した作品だ。

「書剣恩仇録」は、『射雕英雄伝』『鹿鼎記』で知られる金庸の作家デビュー作にして、代表作のひとつ。これまで中国・香港・台湾のTV局で、延べ6回もドラマ化され、映画も4作品が公開されている。今回チャンネルNECOで放送する最新ドラマ版は、原作の良さを生かしつつエピソードを大胆にアレンジ。また、『鹿鼎記』のチャオ・ジェンユーや『大唐游侠伝』のルー・チェンら若手俳優を起用するといったチャレンジが功を奏し、新鮮な魅力に溢れている。

"満州族の王朝・清の乾隆帝は漢民族の出身であった"という、伝承をモチーフに描かれた本作は、武侠ドラマの魅力のひとつである伝奇的な面白さに満ちている。また、本作の主人公・陳家洛は、同じく金庸原作の『雪山飛狐』では、江湖の英雄へと成長した姿で登場しており、武侠ドラマファンには見逃せない注目作と言えるだろう。

絶景地でのロケや技巧を凝らしたアクションなどの映像美がTVシリーズならではのボリュームで堪能できる、一大エンタテインメント巨編をお楽しみ下さい!

中国武侠ドラマの新鋭と、香港映画界のベテランが豪華競演!

『鹿鼎記』のチャオ・ジェンユーや『大唐游侠伝』のルー・チェンなど、若手のキャストを支えるのは、一時代を築いた人気スター、アダム・チェン、チャウ・シンチー映画の常連ウォン・ヤッフェイ、『カンフーハッスル』で大家のおばさんを演じたユエン・チウなど、香港映画のベテラン勢の競演も大きな見所だ。

画像:陳家洛と袁士霄画像:乾隆帝と白振画像:関明梅・陳正徳・ホチントン

あらすじ

 1735年、雍正帝崩御。その遺言通り宝親王・弘暦が帝位に就き、年号は"乾隆"と改められた。乾隆帝の誕生である。

 同じ頃、かつての側近であった陳世倌夫妻が賊に襲われるという事件が起きた。

 それは皇太后の意志によるものだった。陳家に眠る、清王朝を揺るがしかねない秘密を闇に葬ろうとしたのだ。陳世倌は命を落とすが、夫人は陳家の庭師・于万亭によって救われる。命拾いした陳夫人は、息子の陳家洛の身を案じ、于万亭に息子の陳家洛を養子にするよう懇願する。

 実は于万亭は名を変えているが、雍正帝の弟であった。清朝への復讐の機会を狙っていた于万亭は、表向きは陳世倌への恩返しとして陳家洛を義理の息子に迎える。

 于万亭は、陳家洛に武芸を仕込むため袁士霄に弟子入りさせ、その間に反清複明を目的とした組織・紅花会を立ち上げ、江湖の豪傑たちを仲間に引き込んでいくが…

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原作者解説

金庸(Jin Yong、きんよう)

1924年生まれ。
1955年に中国の新聞社記者の傍ら、第一作『書剣恩仇録』を発表。
後に独自の新聞社を立ち上げ、政治評論家としての社説と共に武侠小説を連載する。
長編を中心に発表した15作品はいずれも中国・アジア圏で絶大な人気を誇り、その原作はこれまでに幾度と無く映画化、ドラマ化された。

また「少林サッカー」などで著名なチャウ・シンチーが熱心な金庸ファンであることが知られており、2006年に公開した「カンフー・ハッスル」では、登場人物に金庸作品「神鵰侠侶」の主役カップルの名前をギャグとして組み込んでいる。